ブロック塀のご提案

安心・安全なブロック塀

ブロック塀は、狭い国土で生活する私たちにとって、重要な外構構造物として建設され、プライバシーや私的財産の保護・防犯や防火のために大変重要な役目を果たしています。
しかし、その築造方法を誤ると、耐久性や強度不足をきたし外圧や風圧に対して弱かったり、地震によって倒壊や破損の恐れがあります。
ブロック塀は、その性質をよく理解し正しく施工すれば必ず目的に合致し、満足のいく素晴らしい役目を果たしてくれる優れた建築資材です。
 

ブロック塀の材料の品質

◦ブロックは、JIS A 5406(建築用コンクリートブロック)の規定に適合するもの、又はこれと同等以
 上の品質を有するものとする。
◦鉄筋は原則としてJIS G 3112(鉄筋コンクリート横鋼)に定める SD 295A及び SD 345、ならびにJIS
 G 3117(鉄筋コンクリート用再生棒鋼)に定める SDR 295に適合するものとする。鉄筋の径は原則
 としてD16以下とする。
◦壁体の目地および空洞部の充填に使用するモルタルの4週強度、および空洞部の充填その他に使用す
 るコンクリートの設計基準強度は、18N/以上とする。
 

ブロック塀を必要とする理由

◦都市部の宅地の狭小過密化に伴い、敷地境界の
 確保と隣家・外部からの視線遮断
 
◦防火・遮風・遮音・防犯

◦強度・耐久性があり、建設費が比較的安い

ブロック塀の仕組み

①地盤は、塀全体を支え、基礎から一体となった塀の転倒に抵抗する役目を果たします。従って、大きな支える力(地耐力)が要求されます。特に、軟弱地盤のところには、大きくしっかりとした基礎を設けましょう。地耐力は、次のような簡易法により、およその判別ができます。
・良質土:スコップを強く踏んでようやく掘ることができる。
・普通土:スコップに力を入れて掘ることができる。
・軟弱土:スコップで容易に掘ることができる。
 
基礎は、鉄筋コンクリートで堅固に造り、塀本体と一体になって転倒しないように、40cm以上地中に根入れします。
さらに、抵抗力の大きい形式の基礎として、L形、T形及び鋼管杭打ち基礎などがあります。また、高い擁壁や石積みの上に設けられている塀は、基礎に粘りがなく非常に危険です。安全対策を講じてください。
 
たて筋は、壁に作用する横力に抵抗する重要なものです。基礎から壁頂まで1本の鉄筋を曲げることなく配置します。特に、基礎と最下段ブロックとの接合部には、曲がりやさびがよく認められますので、注意しましょう。また、たて筋は、建築基準法並びに日本建築学会・ブロック塀設計規準の規定を満足するように配置し、次の点に留意しましょう。
A. 基礎へ確実に定着する。
B. 壁頂部のよこ筋へカギ掛けする。
 
よこ筋は壁体の長さ方向を強固に一体化するもので、控え壁がある場合は、特に重要な役目をします。また、よこ筋は、通常80cm以下の間隔で配置します。
 
かさ木は塀本体へ雨水等が浸入するのを防ぎ、ブロック及び鉄筋を保護します。かさ木は、壁体へ確実に固定します。かさ木には、浮きや欠落がよく見られます。注意しましょう。
 
控え壁(控え柱)は塀の転倒に対する抵抗力を増すために、長さ3.4m以内毎に設けます。控え壁にも鉄筋を配置し、塀本体と強固に一体化します。また、塀本体と同じ堅固な基礎を設け、反対側への転倒に対する抵抗力を確保します。
 
透かしブロックの多用は、壁体の強度を低下させます。特に、連続した配置は、たて筋の適正な配置を困難にします。
 
充てんモルタルは、鉄筋とブロックとを一体化させるもので、強固な壁体をつくるとともに、鉄筋を保護する役目を果たします。鉄筋の周辺部にモルタルが密実に充てんされないと、塀の強度低下や劣化を早めることになります。

ブロック塀の基準

ブロック塀が瞬時に倒れないための最低条件は、建築基準法に定められています。さらに、日本建築学会では建築基準法を補足するものとして「コンクリートブロック塀設計規準」を制定しています。
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